つもり

つもり
I
つもり【津守】
大阪市西成区の地名。 古くは住吉辺りの大阪湾東岸一帯をさした。 ((歌枕))「神代より~の浦に宮居してへぬらむ年の限りしらずも/千載(神祇)」
II
つもり【津守】
津を守る人。 港の番人。

「住吉(スミノエ)の~網引(アビキ)の浮けの緒の/万葉2646」

III
つもり【積(も)り】
〔動詞「積もる」の連用形から〕
(1)前もって考えていること。 また, そうしようと思っていること。 意図。 心ぐみ。

「明日中に仕上げる~だ」「近いうちにおうかがいする~です」「うそを言う~はなかった」

(2)あらかじめ計算すること。 見積もり。

「出発前の~では二, 三万円ですむはずだった」

(3)実際はそうではないが, そうなっているような気持ち。

「買った~で貯金する」

(1)(3)は「心算」とも書く〕
(4)酒宴などの席で, 最後の酌。 それで酒を終わりとすること。 おつもり。

「これ一本でお~にする」

(5)つもること。 重なること。

「人の心をのみ動かし, 恨みを負ふ~にやありけむ/源氏(桐壺)」

(6)推量。 推測。

「お前さん, それは~にも知れた事/歌舞伎・四谷怪談」

(7)限度。 限り。

「はた織女さへ給分の~あり/浮世草子・一代男 3」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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